フルマラソン、2時間30分切りへの道【パート9】

2021年度中の最大の目標として、「フルマラソンでの2時間30分切り」を掲げて練習に取り組んできました。

2月6日、満を辞して挑んだ別府大分毎日マラソンでしたが、「2時間36分17秒」と、目標達成はなりませんでした。

その後に出場を予定していた姫路城マラソンや篠山マラソンも中止となり、あっけなく今シーズンが中止となってしまいましたが、気持ちを切り替え練習を続けてきましたので、経過をお伝えさせていただきます。

3月の振り返り

※月間走行距離の430kmは、ポイント練習前のアップの距離も含みます。

別府大分毎日マラソン以後に大きな大会は予定されていなかったものの、来シーズンを見据え、3月末まではフルマラソンを意識したトレーニングを続けると決め、練習を組み立てこなしてきました。

プロマラソンランナーである原田拓さんの、東京マラソンに向けたアプローチも大変勉強になり、実力的に真似することはできませんが、大変参考にさせていただきました。

フルマラソンを意識したトレーニングを続ける中、4月16日に公認のフルマラソン大会、「ランナーズフルマラソンチャレンジ」が開催されることを知りました。

また、昨年も参加した「金沢マラソン」の「エリートランナー枠」の要項も発表され、その募集締め切りが4月22日ということで、私の中で、【4/16に公認記録で2時間30分切りを果たし、金沢マラソンをエリートランナー枠で走る】という新たな目標が立ちました。

シンプルな練習を意識

前述の、フルマラソンで2時間20分切りを果たされた、原田拓さんのメニューは非常にシンプルでした。

私の3月の練習もこれを参考にさせていただき、練習を組み立てるために意識したポイントは次のとおり。

☑︎意識したポイント
・水曜日に6kmのPR(閾値走)
・週末にロング走(ペースは体調と相談)
・ジョグの「時間」を伸ばす

6kmのPR(閾値走)

同じ内容の練習を定期的にこなすことで、好不調が掴みやすくなったり、という点に期待してみましたが、実際にはそのようなこともなく。。。

「それが閾値」ではありますが、毎回なんとかこなせるというようなギリギリのライン。

Twitterでも発信ましたが、夏場でも同程度の質をキープできるようにしていきたいです。

週末のロング走

こちらは体への負荷も大きいので、その日の体調も見ながら、無理のない範囲内で走ることを意識しました。

昨年の10月以降、時間を意識しつつ30km以上の距離を走りこむことを継続していますが、いつまでたっても、楽に走り切れるということは無いですね。(当たり前かもしれませんが。。。)

ただし、初心者の頃にあった、「30km走の翌日は動けない」というようなことは一切なく、翌日もジョグに取り組めるという点、これが俗にいう「足が出来上がってきた」という状態なのでしょうか。

また3/27のフルマラソン相当のペーランでは、3rd ベストにほど近い、2時間38分程度で走ることができました。

疲労を抜くというような練習面での調整は一切せず、またカーボ・ウォーター・アミノローディングも一切せずに臨んだ、強度の高い練習。

直近の記録を狙ったレースでは、これらの調整に気を張り、それがストレスに感じていた点も確かにありましたので、我々のような市民ランナーであれば、この辺りもう少しルーズに考えてみた方が良い結果につながることも大いにあり得るのかなと感じるようになりました。

ジョグの「時間」を伸ばす

上記、ポイント練習以外である繋ぎ練習、普段のジョグについて、これまでの60分ベースから70分ベースに変更しました。

いろいろな方の練習メニューを参考にする中、フルマラソン2時間30分切りを果たすためには、やはりこの最も基本的な部分であるジョグが足りていないという考えに至っています。

ジョグの時間が10分伸びたからどないやねんという所もあるかもしれませんが、体に無理のかからないように少しずつ様子を見ながら、取り組んでいければ良いかなと考えています。

「手段」が「目的」にならないように

これも一つ、タイムを目指す中で陥りやすい傾向としては、「手段」が「目的」になってしまうこと。

例えば、6kmのペーランを3’20/kmのペースで実施する中で、がむしゃらに追い込んでなんとか設定クリア、一時の達成感を得るというパターン。

私の場合は、あくまでフルマラソンで2時間30分切りを果たすための、6kmのペーラン。

日々の練習に設定を設けることは必要、かつモチベーションの維持にも必要不可欠ですが、そればかりを追いかけ回して本末転倒にならないように気をつけていきたいですね。

以下、余談ですが、私がそもそも走り始めたきっかけは、「体重を増やさず美味しいものを、たくさん食べるため」。

そういった意味では、現在の「2時間30分切り」は、当初の目的から大きくズレてしまってはいるのですが、そこについては深く考えず、新しい目的に向かって頑張っていきます。