レース用のハーフタイツを買おう、と決意した上で初めて購入したハーフタイツが、CW-Xのスピードモデルでした。個人的に気に入った点、そうで無い点を紹介いたします。
「何も履いていない」かの様な心地良さ
以前より距離走のお供としてCW-Xのロングタイツを重宝していた経緯から、ハーフタイツもまずはCW-Xを購入。ワコール公式サイトの税込価格で14,300円と価格も張りますが、一度履けば納得していただけるでしょう。さすが下着メーカーの勝負タイツ、今まで履いてきたスポーツタイツと次元の異なる心地良さ。肌触りが本当に気持ち良く、レビューとしながらも、これは履いた人でなければ感覚の共有が難しいのでは。。。
まずはインターバルトレーニングの際に着用。足が軽くなったと錯覚するほどの心地良さで、設定を上回る負荷をかけることができました。(全てタイツの効果!というのではなく、気持ち良くスピードが出せた事による気持ちの高ぶりも大きな要因だったと思います)一般的なハーフパンツだと、空気抵抗を受けたり、パンツが風になびいたりすることが気持ち悪かったりするのですが、それが一切無い。
大きな特徴として、裾がフリーカッティングとなっていて、他のハーフタイツと比較しても脚とタイツとの一体感が凄い。言い換えるのであれば、何も履かずに走っている様な、脚に一切余分なストレスが掛からないタイツであると感じました。
自然な前傾姿勢をサポート
このスピードモデルには、「骨盤前傾キープを目的としたサポートライン」が入っています。
少し話は逸れますが、先日の大阪マラソンでトップの外国人選手グループとすれ違った際、そのランニングフォームを生で見て、「これは骨格そのものが違うのでは?」、そう思うほどに綺麗に背筋を張った前傾姿勢で、軽々と走り抜けて行きました。
私がこの半年、ランニングフォームの中で一番気にかけていることが、「重心の真下で着地する」ということです。スピードモデルでは、この動きをサポートしてくれているという感覚が強く、結果、自然な体重移動と体力消費の少ない効率的な走りを促してくれる役割があると感じています。
スピードモデルを履いて最も長く走ったのがハーフマラソンのレースです。しばらくトレーニングを積んで挑んだレースということもありましたが、自己新記録、且つ余力を残して走り切ることができました。
ハーフまでの距離の勝負レースに使用
一方で気になった点、個人的な感想としてはタイツ自体の着圧(締め付け感)が小さいと感じています。これは、私自身が練習の時から割と着圧の強いタイツを着用していたことも要因の一つと考えています。CW-Xであれば、最上位モデルの「ジェネレーター」の着圧に慣れた状態でスピードモデルを履くと、あっさりとした印象を受けると思います。(着圧を高めて筋肉のブレを抑え疲労を軽減させるという観点からすれば当然ですが)
まとめとして、ハーフタイツに対して、
☑︎脚との一体感を求める
☑︎ランニングフォームのサポートを求める
という方は、ぜひCW-Xのスピードモデルをお試しいただければと思います。
もちろん、走力に自信のある方は、フルマラソンにも使用いただけます。ただ私の走力であれば、ハーフ以上の長い距離は「2XU」、ハーフまでの距離は「CW-X」と使い分けながら、今後の勝負レースに挑んでいきたいと考えています。
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