【練習】時短で結果にコミット!(初級・考え方編)

少しでも速く走りたい方へ。少しでも自己ベストを更新したい方へ。

昔から、周りの人よりは走ることが好きだった私が、ある程度練習して(したと思い込んで)初めて挑戦したフルマラソン。結果はハーフを過ぎてから歩き始めるという大惨敗。

「二度と走るか!」と思ったのも数日の間。いつしか、リベンジしたい、納得の行くタイムで走り切りたいという思いが芽生えていました。

そこから自分なりに色々と工夫を凝らした結果、5時間オーバーから3時間切りを達成することができました。今回はその第一歩となる「考え方」について記述します。

明確な目標タイムを設定すること

私が走りはじめた頃は、練習のたびにひたすら10kmのタイムトライアルでした。

走ることにのめり込んだきっかけは、「走れば走るほど努力がタイムに現れるから」です。それゆえに、「今日は記録更新できた!」という目先の快感ばかりを追っていると、すぐに伸び悩みました。

その状態から、私が成長できる様になったきっかけは、

「1秒でも速く走りたい」

から

「ハーフマラソンで1時間40分を切る」

と明確な目標タイムを設定したことだったと考えています。

当然のことかもしれませんが、これにより、まずは自分なりに、目標タイムを達成するにはどんな練習を積んでいけば良いか、改めて考えるきっかけとなりました。

なお、この時でもまだ「インターネットで練習方法を調べる」という手段に至っていません。何故だったのだろうと今でも思うのですが、この期間があったからこそ、自分で考えるという習慣が身につき、結果、自身にはプラスに働いたと考えています。

大事なのは「検証」と「改善」

ハーフマラソンで1時間40分を切るためにはどんな練習が必要かと考えて取り組んだ結果、「良かったこと」「悪かったこと」がはっきりとわかりました。

「悪かったこと」は、長い距離であろうが短い距離であろうが同じスピードで走る練習をする。

当時の考えとしては、ハーフマラソンを1時間40分で走り切るためには、1kmあたり4分43秒で走り続けることが必要だから、とにかくこのペースを体に慣れさせようという思いがありました。体が軽い日はこのペースで10kmを、体が重い日は、ペースは同じで距離は半分に。真剣に取り組んではいましたが、結果として納得のいく成果は出ませんでした。

「良かったこと」は、最後までしっかり走り切るために、スピードを落としても長い距離を走る

具体的には、普段よりスピードを落としてでも、15km程度の距離を走る。当時はフルマラソンの失敗経験から、10km以上の距離を走ることを避けてきていましたが、目標達成のためには必要不可欠との思いから練習に取り入れました。結果これにより、シンプルに距離に耐性がついたことで、1時間40分を切ることができたと考えています。

「良かったこと」に行動を変える時には、自分の練習の何が悪かったのか、じゃあどうすれば良いのか、という「検証」と「改善」について考える時間がありました。普段やっている練習にどんな意味があるのか、それを考えて実践するだけで、練習の質がぐっと上がります。

では、どの様に具体的なメニューを組んでいけば、自分の目標タイムをクリアできるか。今となってわかったことなのですが、実はもっと効率的な練習方法があるのです。これについては、今後掲載する別記事にて紹介いたしますので、記事の完成をお待ちください!