ヴェイパーフライの練習用シューズと位置づけられている、ペガサスターボ。
ペガサスターボ2は2019年7月に、ヴェイパーフライネクスト%と同時に発売されました。
30キロ走やスピード練習で合計140キロ以上使用しましたので、レビューいたします。
サイズ感
他のナイキのシューズと同様のサイズ感で良いと思います。
他メーカーと比べると、少し小さめの作りになっているでしょうか。
以下、私が使用しているシューズのサイズ感です。
(シューズ) | (サイズ) |
アルファフライ・NIKE | 27.0 |
ヴェイパーフライ ネクスト%・NIKE | 27.0 |
ペガサスターボ2・NIKE | 27.0 |
ライバルフライ・NIKE | 27.0 |
ズームフライ フライニット・NIKE | 26.5 |
takumi sen・adidas | 27.0 |
HANZO typeS | 26.5 |
基本的な情報
以下の情報は、どちらでも言われているような基本的な情報です。
ペガサスターボ2の最大の特徴は「ズームX」。
ヴェイパーフライの台頭により、どうしてもカーボンプレートがフィーチャーされやすいですが、なんといってもこの「ズームX」が素晴らしい。
ペガサスターボにはカーボンプレートが組み込まれていないため、他のシューズに無い反発を感じるのであれば、それは「ズームX」による反発です。
初めて足を入れて一歩目を踏み出した瞬間、今までに無いソフトな感触を得ることができました。とにかくクッション感が素晴らしい。
耐用走行距離(耐久性)は800kmとも言われていますが、個人的にはそこまでもたないだろうと感じています。
まだ200kmに達していませんが、既に両足の外側が削れてきている状況。
自身の「O脚」のせいでもありますが、ヴェイパーフライと比較しても、削れの進行が早い気がしています。
練習シーン別の使用感
ペガサスターボはどのようなシチュエーションで使用すべきか。
様々なシーンで使用してみた結果、個人的には以下のようにまとまりました。以下、シーン別に解説いたします。
練習シーン | 適性 |
ジョグ(Eペース) | △ |
インターバル(Iペース) | × |
ペースランニング(Mペース) | ○ |
ロング走(20キロ〜) | ◎ |
レース(ハーフ以上) | ○ |
ジョグ(Eペース)
ジョグのペースでも気持ちよく走ることができます。
ただ、耐用走行距離が800kmとされているものの、ジョグで使うにはもったいないシューズであると考えています。
ジョグとして使う場合は、「翌日がレースで疲れを残したくない日」等に限定しています。
個人的には、自分に一番合った練習シーン(ロング走)で使用したいですね。
インターバル(Iペース)
個人的には不向きと考えています。
27cmで片足230グラム程度であり、重すぎる、と言うような重量ではありません。
しかし、個人的な意見として、より俊敏な動きを取り入れるためのトレーニングとしては、ある程度軽いシューズであることを求めています。
そのような目的に対しては不向きと感じました。
ちなみに実際にインターバルトレーニングで使用しましたが、想定よりも重く感じたため、脚の回りも鈍く、設定タイムでトレーニングを行うことができませんでした。
ペースランニング(Mペース)
いわゆるペーランですね。
それぞれの走力レベルに関係なく、気持ちよく走ることができるのが、このマラソンペースまでかなと感じています。
調整ではなく、走力を高めるためのMペースを行う際には、ペガサスターボの使用をお勧めします。
ロング走(20キロ〜)
個人的にこのペガサスターボは、「ロング走を行うためのシューズ」であると感じています。
おすすめのペースは、マラソンペース+30〜40秒といった所でしょうか。サブスリーランナーでしたら、4’40/kmから4’50/kmくらいのペース。
私自身、「LSD」と呼ばれるような練習はほとんど行わず、距離を走る練習でもある程度のスピード感を持って取り組みます。
まさに、そんな時の練習にピッタリ。
終始快適に走ることができると言う訳ではなく、もちろん終盤にはしっかりと脚に疲れを感じますが、それを乗り切るための後押しはしっかりとしてくれるイメージ。
「フルマラソンを走り切るための脚づくり」にもってこいのシューズと考えています!
レース(ハーフ以上)
ロング走に適しているシューズであるため、レースでも大いに活躍するシューズと捉えています。
しかしやっぱり、ヴェイパーフライを一度履いてしまうと、ペガサスターボでは物足りないかも。
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