第2回ランナーズフルマラソンチャレンジ2022 in 大阪【レビュー】

2021年シーズンは、フルマラソンでの2時間30分切りを最大の目標に掲げてトレーニングに励んでいました。

10月の金沢、12月の防府、2月の別大と挑んだものの、いずれも終盤に失速。

その後に参加を予定していた、姫路城と丹波篠山マラソンもコロナの影響により中止。

トレーニングはしっかり積めている自負があったので、最後のもう1チャンスということで、4/16に開催された「第2回ランナーズフルマラソンチャレンジ2022 in 大阪」に出走してきました。

プロフィール

2020年6月に「2022年3月までの目標」を企て、練習に取り組んできました。

2021年度、2時間30分切りを達成すべく走ったレースと結果は次のとおり。

■10/31 金沢マラソン 2:37’35

■12/19 防府読売マラソン 2:32’18

■2/6 別府大分毎日マラソン 2:36’14

個人的な反省として、金沢の時点では完全に練習不足。

暑さが極端に苦手な私にとって、2021年の夏と、その後の残暑は特に厳しく、シーズン序盤の金沢マラソンに向けては長い距離(時間)を踏むトレーニングが全く積めていませんでした。

防府と別大については、調整ミスとレース戦略のミス。

いずれも、体のピークを持って行けなかったことと、自分の調子に合わせたレース運びができなかった点、大きく反省しています。

そんな中での、別大以後の私のトレーニングは次のとおり。

レースに向けた練習

ランナーズフルマラソンチャレンジへの出走を決めたのは3月になってからでした。

別大以降でフルマラソンのレースを走る予定はありませんでしたが、3月末まではマラソンを意識したトレーニングを継続するつもりであったため、その点でラッキーだったと思います。

練習の意図などについては、また別の記事で取り上げられればと考えています。

レースに向けた調整

前々回の防府、前回の別大に向けた調整として、カーボローディングカフェイン抜きなどだいぶ神経質になり若干ストレスを感じていました。

これがあまり良くないなーと感じていた部分もあったため、今回はこの調整を極端に削りました

その成果もあったのか、今までのレース前には感じていた、「嫌な体の重さ」が今回は全く無い状態でスタートラインに立つことができました。

一方で、4月半ばのレースということ、最近はだいぶ暖かくなってきていたこともあったので、ウォーターローディングについては意識し、直前5日前ほどからはしっかり水分補給を行いました。

当日の装備品

シューズを言い訳にしたくはないのですが、防府と別大で失敗したなーと考えるもう一つの要因は「ヴェイパーフライネクスト%”2”」。

1月に、初代のネクスト%を履いた時にも感じたのですが、初代の方がしっかり反発を得て走れるんですよねー。

走行距離は200km近いですが、直前の練習で使用した際にも気持ち良く走れたので、初代のヴェイパーフライネクスト%で走ることにしました。


また今回の大会では、希望する全てのランナーがスペシャルドリンクを設置することができました。

ジェルを持つよりも、飲めた方がスムーズ、ということで、次のとおり設置。

10km スポドリ+マグオン(ノンカフェイン)
20km スポドリ+マグオン(カフェイン入り)
30km スポドリ+メイタン(カフェイン200)

※スポーツドリンクにジェルを溶かしていました

当日の天候

1週間前までは平気で25度を超えてくる様な日が続きましたが、直前の台風&雨の影響もあり、当日の気温は13度から17度の予想と絶好のマラソン日和。

ただし、10時過ぎくらいからは快晴の予想であったため、日差しに照らされ続けると厳しくなってくるかもという所。

また、淀川河川敷ということで、いつもの強風も心配。

スタート前には、スペシャルドリンクやゴミ箱の多くが吹き飛ばされるなど、なかなかの荒れ具合でしたが、過去のマラソンを思い出しながら冷静に走っていきたい所。

レース展開

コースはシンプル。

10kmの周回コースを4周と、プラス2.2km。

本日のレースプランは「3’30/kmから3’35/kmで気負わずに淡々と」。

スタートから10km

「いい状態でスタートラインに立つことができた」と思ってはいたものの、走り出すと、体が軽い、とまでは言えない様な状況。

風の様子は、行きの5kmが向かい風、がベースではあるものの、割と不規則に吹き荒れる模様。

スタートから10kmまでの間には、しっくりとくるペース感覚を身につけることはできなかったものの、トータルで見ると良いタイムに収めることができたので一安心。

※上記、GPS計測のため、実際のラップとは多少異なります。

10km通過 35’28

10kmから20km

実力者の揃う今大会ですが、2時間30分をオンタイムで走る集団は無く、私ともう一人の二人でレースを進めることとなりました。

10kmから20kmは、私が前を引っ張らせていただく様な形に。

この区間は、少し曇り気味で涼しく、風も穏やかで走りやすかったことを記憶しています。

この感じでずっと走れればなーと、淡々と走れていた区間。

そんなに甘くないのがマラソンとしっかりと弁えて、ペースも上げることなく淡々と走っていきます。


20km通過 1:10’42”

20kmから30km

ハーフ通過 1:14’39”

20km地点、「いい感じ」のタイムで通過できていたので、ハーフの通過時に時計を確認できていませんでしたが、想定よりも少し速いタイム。

20kmからの2kmは引っ張ってもらいましたが、ここから少しペースが落ちてきそうな感覚があったため、再び前へ。

25kmで折り返した後、もう1回ここまで戻ってくるのかと少しナーバスに。

周回コースの難しい所。

30km通過はほぼオンタイム(1:46’30″目処)で切り抜けたものの、次第に体の感覚も悪くなり、ここからは精神面での戦いも始まってきました。

30km通過 1:46’23”

30kmからフィニッシュ

大切にしていた30km地点の給水ですが、配置位置を完全に見落とし、手に取れませんでした。

一番大事な、カフェイン強めのメイタン。

これは逃してはならないと、少し逆走して取りに戻りました。

混雑した場所や集団走じゃなくて良かった。

ただし、ここで一緒に走っていたランナーに一気に50mほど差をつけられてしまいます。

さらには、32km地点で一気に疲労感に襲われ、一気にペースダウン。

「やっぱり30kmかー、フルマラソン向いてないなー」と気持ちが滅入る。

また35kmまでは割と向かい風を感じていたため、折り返し以降の追い風を期待していましたが、これも不発。

ただ、これらで気持ちを折らず、粘り切れていたことが本当に良かった。

粘りの走りで迎えた37km。

ここで少し体がフワッと軽くなる感覚があり、少しずつ軽快な動きを取り戻してきました。

38kmからは追い風の影響もありましたが、それ以上に体の内部から元気を取り戻した感覚が強く、メイタンの効果がここで出てきたのかなーと感じていました。

マラソン終盤、ここまで顕著に体の復活を感じたのは初めてでした。

40kmの折り返し地点、通過タイムは2:22’19″。

個人的な目処としては、ラスト2.2kmを8分でしたが、最後、なんとか振り絞れば2時間30分切れるかも。。。


最後の最後、200mを切ってからも確信を持てないほどに、ギリギリのレースでした。

結果は、2時間29分50秒

なんとか、大きな目標であったサブ2.5を公認レースで達成することができました。


40km通過 2:22’19”

フィニッシュ 2:29’50”(PB)

まとめ

小規模な大会ながらも公認大会ということで、コースの所々には審判員?と思わしき方が、割と多くいらしたこともあり、一定の緊張感を持って走ることができました。

そして今回、大きな目標としてきた2時間30分切りを達成することができました。

それ自体はよくやったと、自分を褒めたいですし、ある程度の満足感を得ています。

難癖をつけるのであれば、2時間30分切りを達成するための努力をしてきたこと、それ自体は間違い無いのですが、2021年シーズンは、「狙ったレースで外し続けた」という悔いが大きく残っています。

2時間30分を切ったら、切ってしまったら、その達成感で走ることへのモチベーションが下がるかもと想定していましたが、いい意味で、達成感はさほど感じていません(笑)

ですので、次の目標はまだ未定ですが、これからもボチボチと走り続けていきたいと考えています。